カタカナ英語をやめたら通じるようになった【私の場合】
- Miyuki Nemoto
- 2018年2月10日
- 読了時間: 4分
更新日:2022年8月11日
多くの人がやってしまうこと。
聴こえた英語をご丁寧にカタカナ英語へ変換してしまう。
英会話を学ぶためには、やめなければいけないことの一つです。
分かりやすい例: Michael ⇒ マイコー ⇒ X マイケル
この癖はおそらく、昔の学校英語に原因があります。
私が子どもの頃の話です。
英語の先生が、
コテコテのカタカナ英語で教科書を読みます。
そして、
発音確認のため、カセットテープでネイティブの声を流します。
(*昔はCDすらなかったのよ。)
授業の流れとしては、だいたいこんな感じでした。
あるとき、
一人ひとりが席を立ち、教科書を音読する授業がありました。
私はネイティブの発音をマネてみたのですが、
クラスの男の子が大きな声で笑い出しました。
「○○ミー、だっせー。外人のマネしてる!」
(*公開しませんが「○○ミー」はネモトのあだ名です。)
その一言で、私は英語が嫌いになりました。
(繊細なヤツと言ってくれ。。。ホントか!?)
赤ちゃんが言葉を学ぶとき、
お母さんやお父さんだったり、家族だったり、
周りにいる人をマネることから始まりますよね?
だから、カセットテープから流れる音をマネしてみようと思ったのは
ごく自然な流れだったと思うのです。
クラスメイトのたった一言でへこむ私もわたしですが、
ネイティブの発音をマネることはカッコ悪い事。
恥ずかしい事。 ゆえに カタカナ英語でオッケー
のようなおかしな構図ができてしまっていたのです。
ネイティブのマネをするのは、言語を学ぶためには
当たり前にやらなければいけないプロセスです。
恥ずかしいとか、ダサいとかそういう問題じゃないのです。
むしろ、カタカナ英語に変換している奴の方がダサいんだって
もしも、気付いていたら。。。
先生たちが、「ネイティブのマネをしましょうね。」
と教えてくれたら。。。
カタカナ英語に変換することを、自然にやめていたのではないか?
そんなことも思ったりします。
大人の場合は、癖になっている人がほとんどなので、
カタカナ英語に変換しないように意識して、
できるだけネイティブにマネて発音することをお薦めします。
私自身は、20代から30代後半までアメリカで過ごしましたが、
帰国子女でもないし、バイリンガル教育を受けたわけでもありません。
お恥ずかしながら、現在でも発音できない単語がいっぱいあります。
しかし、ネイティブのマネをすることにより、
何とか通じる英語を話せるようになりました。
残念ながら、カタカナ英語では通じません。
これは断言できます。
長年日本人に英語を教えているネイティブ講師は
日本人の癖を把握しているし、
日本語も知っている場合が多いため、
カタカナ英語でも通じてしまいます。
日本語と英語が混ざっていても通じてしまうこともあるでしょう。
そのため、
「自分は、結構英語が話せる。」と錯覚してしまう人もいるわけです。
そういった場合、
国外に出たとき、打ちのめされてしまうケースも少なくなく、
日本語がまったくわからない人や
日本人特有のカタカナ英語に慣れていない人と話したら、
通じなかったと落胆するわけです。
だから「発音やイントネーションを全く気にしなくていい!」
というのは、大うそです。
文章できちんと話せば発音が悪くても通じると
おっしゃる方もいらっしゃいます。
確かに文章できちんと話すことができれば、
話の内容で文章の前後を推測できます。
しかし、それだけでは、十分ではないのです。
文法が適当すぎてもダメだし、
発音やイントネーションがひどくてもダメなのです。
英語には、日本語にはない独特なリズムがあります。
英語のリズムを身に着ければ、通じる英語を話せるようになります。
それゆえ、
ネイティブの発音やイントネーションをマネをすることが大切なのです。
少なくともわたしは思います。
それでは、また。
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