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アメリカが嫌いな留学生 ルームメイト2

  • 執筆者の写真: Miyuki Nemoto
    Miyuki Nemoto
  • 2020年2月23日
  • 読了時間: 3分

こんにちは。ネモトです。

今回は、引き続きルームメイトのお話です。

私がお世話になっていたホストファミリーは、

常に複数の留学生がいました。

初めてホームステイ先を訪れたとき、2人の学生がいました。

一人は、日本語を一切はなさない日本人、

もう一人は、台湾出身のナンシー(仮名)。

お互いにつたない英語での会話でしたが、

ナンシーには随分とお世話になりました。

シアトルに着いたばかりのころ、

学校までの行き方(バスの乗り継ぎ)から、

(同じ大学付属のESLに通っていたので)

銀行口座を開くことも、IDを作成するときも

彼女が手伝ってくれました。

手伝ってくれと私がお願いしたわけでもなく、

「明日から学校に一緒に行こう!」と誘ってくれて、

銀行口座のこともIDのことも

「私が一緒に行ってあげる」と

彼女が自ら言ってくれたんです。

感動しました。

偶然、同じホームスティ先だったというだけなのに

見ず知らずの私をナンシーは色々と助けてくれました。

*補足ですが、台湾では、漢字で記載されている名前の他に英語名(ファーストネイムのみ)を持つのが一般的だそうで、パスポートにも記載されていました。

私には、とても親切な彼女でしたが、

アメリカ人が好きになれず、

アメリカの食事もお口に合わないナンシーは、

新しい生活に馴染めずにいました。

ホストマザーの作る食事にも不満だったようで、

アメリカの食事は美味しくないと

外食ばかりしていました。

(私にとっては、美味しかったんだけどね。)

「台湾料理が1番好きだ」 と言ってました。

当たり前か。。。( ̄_ ̄ i)

彼女いわく、台湾では、生野菜を食べる習慣がなく、

冷たい飲み物も身体に悪いから飲まないんだとか。

今思えば「昔はそうだったよ」と

言いたかったのだと思います。

だってさ、タピオカティーは台湾生まれだよね?

まあ、それは置いておいて。

とにかく、

アメリカ人は「情」がなくて、

おまけに「いい加減」だから嫌いとまで言ってました。

なぜこの人は、アメリカ人が嫌いなのに、

アメリカに来てるんだろう? 

と私は疑問に思いました。

(その後、アメリカに永住することになり、アメリカ嫌い/アメリカ人嫌いと言いながら長年アメリカに住んでいる人に結構遭遇することになるわけだけど、それはまた後日お話できればと思います。)

結局、1年間の予定を変更して、

彼女はわずか4か月で台湾に帰っていきました。

きっとホームシックだったんでしょう。

本当は、そこを乗り越えないと、

学べることが限定されちゃうと思うんです。

学問(語学に限らず)を学ぶだけではなくて、

アメリカに住む人達と出会い、

様々な国の出身の人達と出会い、

彼らの国の習慣や文化を学んだり、

日本に居たらできない経験を含めて、

「留学」と言えると思うんです。

もちろん、嫌なことを経験する可能性もあります。

それもまた貴重な体験です。

例えば、

日本人だからという理由で、あなたは差別されたことありますか?

アジア人だからという理由で、嫌な思いしたことはありますか?

日本にいたら、できない経験ですよね。

そんな嫌な体験すらも

あなたに学びの機会を与えてくれるのです。

もちろん、

英語圏に行かなくても、英語はいくらでも勉強できます。

しかし、

インターネットやソーシャルメディアで

つながっている今日でも

現地に行かないとわからないことや

学べないことが存在するのです。

だから、留学をしたいと考えている人。

是非、留学してください。

得られるものは学問だけではありません。

あなたの世界観が変わります。

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