アメリカの「入学式」と「卒業式」【なぜ入学式が存在しないのか?】
- Miyuki Nemoto
- 2017年4月8日
- 読了時間: 3分
こんにちは。NEXUSよりネモトです。
入学式を既に終えた方もいらっしゃるかと思いますが、
アメリカには通常入学式はありません。
稀に簡単なセレモニーを実施するところも
あるようですが、ほとんどの学校で入学式はありません。
イチイチ入学式に何を着ていこうとか
迷うこともないし、ラクだよね。
(大学はオリエンテーションがあります。)
すべてにおいて「efficiency(効率の良さ)」を
重要視するのが、 アメリカ。
”Efficiency is the (often measurable) ability to avoid wasting materials, energy, efforts, money, and time in doing something or in producing a desired result. In a more general sense, it is the ability to do things well, successfully, and without waste.”
入学式がない理由も、そこからきていると思うのです。
無駄を省くのが得意なアメリカ人。
だから入学式がないのかもしれないと想像するわけです。
(あくまで推測ですので、あしからず)
いかに簡単に物事を処理できるか?を
常に追求しているのがアメリカ人なのでは
ないかなあと思うのですね。
例えば、家電製品がよい例かと思います。
日本よりも早い時代から共働きが
当たり前になっていたアメリカでは、
「家事の簡素化 = 無駄を省く」 が早くから進み、
食洗器、洗濯機、乾燥機、電子レンジ等が
生まれたのではないか?と推測します。
「TV dinner」とかつて言われた
レンジでチンするだけの冷凍食品も
「efficiency」を重要視するアメリカ人ならではの
商品だったような気がしますが、いかがでしょうか?
(どーでもいいけどコレは電子レンジで使えないよね?)

オーブン又はレンジで温めるだけで夕飯ができたと
当時、忙しいお父さん&お母さんたちは
大助かりと大流行したそうです。
多分、今も売っていると思うけど、
美味しくなかったです。。。
話が前後しましたが、入学式の話に戻ります。
日本のように
親御さんや先生を交えての団体写真を撮るとか
校長先生や招待されてきた政治家のお話を聞くとか
一切ないらしいです。
小さいお子さんの場合(幼稚園や小学校)
初日は学校に連れて行ったとしても
特別な式があるわけではないため、
大イベントという感じは全くありません。
中学校以降は
親御さんが一緒に学校に行くということは一般的にはありません。
卒業式についてもまた、高校と大学ではあっても
保育園、幼稚園、小学校や中学校ではないようです。
ラス曰く、どちらかというと高校の卒業式の方が
大学の卒業式よりも大イベントだそうですが、
義務教育を修了するからという意味合いもあるのでしょうか?
しかし、義務教育である高校ですらも
中途退学する人が日本よりも多いような気がします。
そのため、
GED (General Educational Development test )
日本でいう「大検」を
大人になってから取る人も思った以上に多いです。
大学の場合、中には卒業しても
卒業式はめんどくさいから出ないという人も
結構いるらしく、
ラスも出席しなかったっと言ってました。
とくに大学は日本だと入学できれば、
あとは何とか卒業できる学部がほとんどじゃないですか。
でもアメリカは日本と違って、
入学できても卒業できない人が結構いるので、
卒業式が大イベントなのかなあと思います。
アメリカの場合、せっかく入学しても約3分の1は
辞めてしまうらしいですからね。(私も含めて)
もちろん学校によって違ってきますので、
3分の1はあくまでも一般に言われている数字です。
とかく、ハーバード大学等の名門校では、
中途退学する学生は少ないようです。
というワケで、話が色々前後してしまいましたが、
以上、アメリカの入学式&卒業式のお話でした。
それでは、また。
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