フェイクニュースの「フェイク」
- Miyuki Nemoto
- 2019年6月20日
- 読了時間: 2分
最近は、日本語でもカタカナ表記で、
「フェイクニュース」なる言葉が使われるようになりましたが、
「Fake (フェイク)」の意味を皆さんはご存じですか?
Fake:
1. (adj) not genuine; imitation or counterfeit.
本物ではない、模造の(にせ物の)、偽造の
2. (n) a thing that is not genuine; a forgery or sham.
本物ではないこと。 偽造物または偽物
わたしが留学したばかりの頃、(1995)
「フェイク」は日本語では使われていない言葉でした。
当時、通っていた大学が無料で提供していた
Tutoring service (個別指導サービス)で知り合った先生
(と言っても医学部の学生さん)に教えてもらった
単語の一つが、「Fake」でした。
なぜ20年以上もたった今、覚えているのかというと
笑っちゃうようなくだらない理由からなんです。
あるとき、カフェテリアで先生に
宿題をみてもらっているときでした。
綺麗な黒人の女性がやってきて、
先生に話しかけてきました。
彼女は、先生のお友だちでした。
とても長い髪が印象的で、
細かいBraids(三つ編み)がほどこされていました。
当時、大人気だったBrandy のような
ヘアスタイルをされていたので、
日本から来たばかりの何も知らない私には、
新鮮に映ったのだと思います。
若い人は、知らないよね。。。きっと。
Brandy。

でっ。話を戻します。
その方が立ち去った後、私は先生に言いました。
「お綺麗な方ですね。長い三つ編みもステキ。」
こんな事言うと怒られるかもしれませんが、
(Politically incorrect なのはわかっています。)
黒人の方で髪の毛がとても長い人に
出会ったことがなかったので、
私にとっては、珍しく感じたわけです。
その時、先生は笑いながらおっしゃいました。
(ちなみに先生は、ジョージア州アトランタ出身の黒人男性でした。)
”Her hair is fake. ”
私はその意味がわかりませんでした。
そして、
先生は、「not real.」と教えてくれたのです。
衝撃でした。
「Fake」の意味が衝撃だったわけではありません。
彼女の髪の毛がニセ物だと知って
私は、ショックを受けたのでした。
昔は、エクステンションの存在も知らなかったし、
ニセ物の三つ編みを自分の髪の毛に編み込む
テクニックなども知りませんでしたから、
ネモトにとっては衝撃的な出来事だったのです。
そんなわけで、
「Fake」 の単語を目にすると
キャンパスで出会った
綺麗な黒人のお姉さんを思い出すネモトでした。
では。
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