ホストマザーの夫婦問題
- Miyuki Nemoto
- 2020年2月27日
- 読了時間: 3分
私がお世話になったホストファミリーは、
ご夫婦に生まれたばかりベイビーの3人でした。
ベイビーは、生まれてまだ数か月。
旦那さんは、ぶっちゃけ
留学生の受け入れに協力的な雰囲気はなく、
食事を一緒にしたこともありませんでした。
彼の名前すら覚えていません。(すみません。)
旦那さんは、いつも "grouchy" で、
この人は、"unhappy"な人なんだろうな。
とは思ってました。
おまけにスーザンよりも家にいることが多く、
何の仕事しているのかもよくわからない人で、
家にいても家事をするわけでもなく、
スーザンは、ベビーシッターを雇っていたので、
ベイビーの世話をするわけでもなく。
不思議な人でした。
ある日、
彼が家に戻ってきていないことに気が付きました。
でも他人のことですから。見て見ぬふり。
ルームメイトたち曰く、
彼は仕事がみつからず、家出したらしいと言います。
バリバリのキャリアウーマンで、
シアトルの高級住宅地に住み、
想像するに経済的には、
安定しているようにみえるスーザンでしたが、
旦那さんとの間には色々とあったようです。
(まあ夫婦長くやっていると色々あるよね。)
ある日の夜、
「今ちょっといいかしら?」とスーザンが突然
私の部屋にやって来ました。
このとき、私の英語力は、
1から10のレベルで言うとレベル2程度。
何となくしか相手の言っていることがわからない。
単語だけ、または暗記したフレーズでしか
返事ができないレベルです。
そんな私に、
スーザンは、旦那さんとの問題を語り始めました。
レベル2英語力で理解した内容はこんな感じでした。
(意外と理解できてた自分にビックリだけどね。)
ご主人は、漁師さんで、
仕事のある時期は、数か月家を留守にするけれど
漁の季節ではない時は、
家にいるという生活をしているらしい。
しかし、スーザンとしては、漁に出ていないときは、
何かしらの仕事をするか、
家事を手伝ってほしいというのです。
今振り返るとスーザンの旦那さんは、
アメリカ人には珍しく、家事をほとんどしない人でした。
私の元夫でさえも家の掃除とかアイロンがけとかやってたからね。。。
仕事がない時期でも家に帰って来ないことがあって、
浮気しているのかもしれないとも言ってました。
そして、涙するスーザンに
英語力レベル2の私には、
スーザンを慰めてあげられるような
気の利いた言葉も思い浮かばず、
ただ、彼女の話を聞くだけでした。
多分、誰にも相談できなくて、
でも誰かに話を聞いてほしかったんだと思います。
ホストマザーに身の上話を
聞かされることは稀だとは思いますが、
ホームステイには、色々なかたちがあります。
家族として迎え入れてくれるイメージがあるかもしれませんが、
実際は、部屋と食事を提供してくれるだけの
ホストファミリーも少なくありません。
副業として留学生を受け入れている家族が多いのも現状です。
しかしながら、家族によって対応は本当に違うので、
当たりはずれがあると言わざろう得ません。
一方で、とても素敵なホストファミリーに
巡り合うケースもあります。
ホームステイにも様々なケースがありますので、
今後少しずつ紹介できればと思います。
では、また。
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